ドックスベストセメント

ドックスベストセメントの治療の流れ

1. Flow01

   虫歯

   虫歯により歯のエナメル質が溶けており、下の象牙質にまで進行している状態です。

2. Flow02

   削らずに残す虫歯

   虫歯の表面のみを精密に削り取り、洗浄・消毒します。

3. Flow03

   ドックスベストセメント

   削った箇所に薬剤を塗布し、さらに上からドックスベストセメントで埋めます。

4. Flow04

   詰め物

   詰め物で患部を密閉し、治療完了です。

痛みを抑えた治療について

ドックスベストセメントは、痛みを抑えた治療の1つです。歯科治療のおける痛みを抑えた治療・無痛治療と呼ばれる治療法には、次の3つの治療法が挙げられます。麻酔の治療、レーザー治療、抗菌剤の治療があります。

• 麻酔の治療には、注射で麻酔薬を注入する方法があります。
• レーザー治療は、麻酔を使わずに治療することも可能となります。
• 抗菌剤の治療は、歯を削らずに「薬で虫歯を治す」歯科治療法のことを言います。当院ではこの薬に、ドックスベストセメントを導入しています。

ドックスベストセメントが登場したことで、かなり進行した虫歯であっても、歯を削る量が減らせたり、神経を抜かずに治療ができる可能性が広がっています。

歯を極力削らない理由

虫歯治療で歯を削るということは、その分必ず歯に負担をかけることになります。一度治療した詰め物がとれたり、周りが欠けたりすると、虫歯が再発して再び歯を削ることになります。
つまり、歯は削れば削るほど・治療を繰り返すことで歯が弱くなるということです。歯が削れなくなると、次は神経を抜く、その次は抜歯という結果を招いてしまいます。
当院では、皆さんが生涯にわたり、抜歯という結末を迎えないために、1回1回の治療で、できる限り歯を削らないよう努めております。

神経を残す理由

歯の神経を抜かないことにこだわる理由は、歯の神経は、歯を健康に保つための重要な役割を果たしているからです。歯の神経は、歯に複雑に張り巡らされています。そのため、神経がある歯には、栄養分や水分が歯全体に行き渡ります。
しかし、神経が無い歯は、当然ながら栄養分が行き届かなくなります。よって、歯が割れたり欠けたりしやすくなります。また、神経には歯の中に膿が溜まるのを防いでくれたり、歯に何か異常が起こったことを教えてくれる機能がありますが、これらも失うことになります。
その結果、歯の根に膿が溜まったり、虫歯になっても痛みを感じないといった事態が起こり、最終的に治療が困難となり、「抜歯」という結果となってしまうのです。

ドックスベストセメントの特徴

ドックスベストセメントを利用することで、極力歯を削らない、神経を残す治療ができる可能性が広がります。

• 神経を抜くリスクが減ります
• 治療自体に痛い処置が少ない
• 治療回数が少なくなります
• お子さんでも治療可能です

治療期間

1日～3週間

回数

1回～2回

ドックスベストセメントの価格

• 1本あたりの料金 ¥3,300〜¥11,000（税込）

  ドックスベストセメントの歯科治療は自費診療となります。歯の上に載せる被せ物の素材によりお値段は前後致します。詳しくはお気軽に、当院までお問合せください。